ゲストとして訪れ、友達として帰る

Little Japan代表の柚木が初めてバックパッカーとして海外に出かけたのは、今から十数年前、大学生の夏休みでした。
初めての旅は、地元神戸から船に乗り、中国に向かいました。
その中国に行く、2泊3日の船で出会ったのが、歌歌いの「しげさん」。
出会った曲が「Come as a guest, go as a friend」でした。
中国を一緒に旅し、そしてまた日本で再会したのは特別な思い出になりました。



ゲストハウスの原点

その後、観光地をめぐるだけではなく、旅先で出会い、出会った人と一緒にどこかに行く。
行くところは、その時に決める。
観光地でもいいし、近所の市場に行ってもいいし、そんな旅のファンになり、これまで40カ国以上を訪問してきました。
いつかは、自分でもたくさんの出会いの場ができたら、、、
そんな気持ちを持ちつつも、農林水産省に就職し、気がつけば9年が流れていました。



空き家の活用

Little Japanは空き家という資源を活用した宿泊施設です。
資源と廃棄物の違いはなんでしょうか?
私はそれを必要とする人がいるか、ではないかと思っています。
人口が減っていく中で、ますます増え続ける住宅。
今、地方だけでなく東京でも、住む以上の住居があり、空き家は社会問題となっています。
代表の柚木の曽祖父の経営していた柚木鉄工所も、今、空き家。
自分たちの世代は、将来たくさんの空き家を抱えることになるかもしれないという不安から空き家のことを調べ始め、そしてそれは個人で解決できる問題ではなく、社会全体で解決していかないと解決できない大きな問題であると考え、NPO芸術家の村を立ち上げて活動を始めました。



もとの材を活かしながらDIY

今回、職人さんたちにご協力をいただき、壁塗り、家具の組み立てなどをDIYで進めました。
のべ300名を超える方が、この工程に参加をしてくださいました。
職人さんたちにとっては、正直、ご迷惑なお話でもありました。
工期も長くなり、手間やコストも余計にかかってしまいます。
ただ、空き家という都市の中に眠る資源に対して、ただ建築的にキレイにするのではなく、プロセスを大切にデザインすることで、人のネットワークとともに場所づくりをしていきます。
また、内装は、ただ、新しいものではなく、新旧のリミックスができるように、かつての面影をバランスよく残しています。



いつかは、を実現する

いつかは、自分でもたくさんの出会いの場ができたら、、、
そんな思いと空き家問題がつながり、Little Japanが誕生しました。
もしかしたら、空き家問題というのは思い切るための理由であって、ただゲストハウスを、やりたかっただけなのかもしれません。 たくさんの人に特別な体験となる場にLittle Japanがなれたらと思っています。



海外の方にとっての日本の良さ

ゲストハウスには無限の可能性があると思っています。
外国の方に日本の良さをわかってもらいたい!
そんな風に思っていても、相手は全然文化の違う国の方、日本人が良いと思っているものを相手も良いと思っているかはわからず、もしかしたら良さの押し売りになってしまっているかもしれません。
まずは日本のことが大好きな外国の方、どこの国のどんな方はどんなものが好きで日本に来てくれているのか、それがわかることで初めて、地域にある資源と結びつけて、必要とされるモノやサービスを届けることができると考えています。
Little Japanで日々日本のことを好きでいてくれる旅行者たちと話をしながら、日本のことを海外に伝えていくことができればと思っています。